「落ち着いて、深呼吸しよっか。」

そう言って諭しても彼女は落ち着こうとしない。

むしろどんどん
ヒステリックになってきている。

「来ないで、あたしに触んないで!!」


「大丈夫だから…」

そう言って近づいていくと彼女の息が乱れ始めた。


そして、彼女は床にひざまついてうずくまってしまった。

それでも抵抗をやめない彼女を見てられなくなった俺は、彼女を抱き上げその場を後にした。