~おまけ~


「そーいえば
俺ら 付き合い始めたから」


健司と両思いになって数日後


いつものように屋上でお昼を食べていた時に 健司が私の肩を抱き寄せ、サラッと言った。



「「はぁ~!!?」」


皆からは驚きの声。



「えっ
千春は優斗と付き合ってるんじゃ…?

健司も祐美が…」

混乱している南。


「千春がタイプは優斗とか言って

素直に言わねーからさ


だから俺も

つい

[こん中なら祐美]とか言っちまったんだよ」



「へぇ~

健司 あの時ショックだったんだW」


にやにやしながら康平が言ってる。


「まぁ 私から言わせれば

あんた達2人は両思いなの

一目瞭然だったけどね」


と恵里香。



えぇ!?


「だよねぇ

千春が[私も優斗]って言ったとき
殺してやろ~かと思ったもん♪」


笑顔で言う利恵。
目がマジなんですけどι



「…ってことは
優斗もフられちゃったんだぁ」


祐美がそう言った。


うぅ…ι



優斗は


「まぁね


でも千春

俺のこと好きって言ってくれたよ」


と 健司の方を見ながら

にっこり言った。



って


ちょっと待て~~



『そっ
それは―…』


焦る私。



だって


明らかに健司が不機嫌なんだもん!(涙)




「…言ったのは本当なんだな」


そう呟く健司。



~っ

『友達としてだもん!


それに健司のことは

大好きだし!!』





そう言うと


抱き寄せられ、そっと唇にキスされた。




「これで許す!」


ニカっと笑う健司が可愛くて

思わず笑みがこぼれる。





「…ちょっとお二人さん

私たちの存在忘れてません?」


…恵里香の声。





「『あっ…ι』」




すっかり忘れてました(笑)







END.