いつかした妄想の中にも 図書室でフラれる私がいた。 「昨日のこと説明しろよ。」 やっぱ龍二の顔を見るとなきそうになる。 うつむきながら言う 「ごめんなさい。浮気してた。 龍二のこと好きじゃなくなってた。」 重くのしかかる言葉 好きじゃなくなってた。 そんなの嘘に決まってる 私は今でも龍二が大好きで 毎日一緒にいれること当たり前なんて 思ってない。 本当はずっと一緒にいたい 下唇をぐっとかみしめて あふれだしそうな涙を止める。