「お前はこれでいいんだな。」 拓也が真剣な顔でいう。 「うん。これがいい」 大きなショッピングモール。 ここに今日龍二はくる。 それを知っていて私は拓也といる。 あの日。 拓也に彼氏を演じてほしいと お願いした。 「なんで、こんな事するんだ。」 「龍二に幸せになってほしいから」 私のせいで龍二を大変な目に合わせたくない。 だからあいつらの指示に従う。 本当はすごくすごくすごく悔しいけど なんも出来ない自分にできること。 龍二の幸せを願う事。