龍二に握られた左手と額に一気に冷や汗が噴出す
しんぞうが今までないくらい
どんどん言っていた。
絶対こわれる・・・。
逃げようと龍二の手を離さそうと思ったが
ときすでに遅し。
「あんな・・・こんなとこで何やってる」
まさかのお父さんの声
せめてお母さん~声かけて~
神様は私にいじわるすぎる・・・。
神様…サンタさんのプレゼント
お父さんとお母さんに会わない券で・・・
「あんな、もしかして」
うつむく私に龍二が小声で聞いてくる
そうもちろん貴方のおもったと~り
お父さんでございます。
あぁ~今なら泣ける
「あんな…もしかして、そちらは。」
お父さんの何か不機嫌な声
色んなところにつきささる
