もう大声で泣きたい 杏奈です。 「・・・・はぁ・・・」 大きなため息をついたとたん がしっっ 腕を誰かにつかまれた 「きゃっ・・・」 「ばかやろー!てめぇーは 昭和生まれか馬鹿!! 携帯なってんの気づけねぇーのか どんだけ探したと 思ってるんだよ 小学生みたいにちょろちょろ してんじゃぁねーよ!!」 息をきらしながら 怒鳴る龍二・・・ 「あぁ・・・けぇいたい」 声ががくがく震える。