『あ、俺課題出してから帰る』






急に一之瀬がそんな事を言い出した。


そうなると天然だけど頭の良い秋山君が残るのは決まっていて。





『あ、秀也も残れよ?』


『ハルの唯一の苦手な教科だし仕方無いか…』


『私ものこ『お前はもう課題出してただろ』






隣恐るべし。


さすがに言葉を遮られたのにはイラッときたけど。


一之瀬の邪魔するのは悪いと分かっていたし久しぶりに紫苑と帰ることになっていたからこのときは早々に退散した。