「医者が言ってたには、体中に痣ができてるらしい」

突然栞那以外の声が聞こえたので驚いて声のした方へ顔をあげた。

「……蓮君……」

蓮君の隣には、七海、凛君、翔君、斉藤がいた。

みんな……。

「……っ……ったー」

「未菜?」

「そう言えば、肩にと額も撃たれたんだっけ?忘れてた」

痛みを忘れるように、私たちは笑った。

「あ、俺、医者読んでくるな」