「………!!」

意識が戻ったとき、真っ先に見えたのは白い壁だった。

このつんとした匂い…。

病院?

「……あ、未菜!!」

「………栞、那……」

「…良かったぁ………。3日間も寝てたんだよ?」

3日……。

結構寝てたな……。

私は寝てる体を起こそうと、体に力を入れた。

「……っ……」

顔をしかめたのがわかったのか、栞那が顔を覗かせた。

「大丈夫?」

「ちょっと、痛むかな……」