「いるでしょ。解放された人が警察読んでるだろうし」

「お願い……」

私がそういうと、凛君は生徒会室から出て行った。

「……未菜ぁ」

栞那は泣きながら私に抱きついてきた。

「無茶しないでよ……」

涙を拭きながら私に言ってきた。

私は微笑みながら、

「ごめん……」

そう言った。

「あ、額に血が……」

さっき、男が銃を撃った時、弾が額にかすったらしい。

「あぁ、大丈夫だから……」