いつまでも君を見ている

そう言って、銃を私に向けた。

が、銃を持ってる反対の左手にはロープがあった。

………なにするつもり?

「まず、今妹のいる場所、聞き出さねーとな」

と言って、私の腕を後ろにしてロープで縛った。

抵抗は、しなかった。

したって、無駄だから。

「待って」

私の言葉で男の動きが止まる。

「…………なんだよ」

「私を拘束する前に他の人は解放して」

「なに言ってんの、未菜!」

栞那は叫んだが、気にしてたららちがあかない。