「ああゆうの好きなの?あのクマでしょ?」
う…ピンクのクマです。
コクンと頷くと廉はあたしの頭から手をどいた。
「ふーん。そっかそっか」
ん?なんか買ってくれそうな勢いじゃない?これ。
「あ、そんな期待した目で見ないで。さっきのココアが全財産だったから」
…あ。なんてゆうタイミングで。
本当なんかこうゆうときって廉はタイミング悪すぎる。
「廉に期待してないもん。彼氏できたら買ってもらうからっ」
「はいはい。せいぜいがんばって」
くーっ本当こいつは人を馬鹿にするのがうまいっていうかなんていうか。
ちょっとは言い返したりしてよっ。
もう一度あたしはガラスごしにピンクのクマをみつめる。
かわいいなあ、あれ。
「あ、雨あがったよ」

