これからもあたし達は16年の壁を
壊さなきゃいけない時がたくさんくる。
「花さん」
「何?」
「俺のクマ、ちゃんと携帯につけてね」
そっと廉から離れてベッドに座ったままスカートから携帯を取り出す。
でも…、和君からもらったクマも
つけてなきゃ悪いよね?
その青いクマを見て悩んでいると廉の手がのびてきた。
「これは没収。」
そういって器用に青いクマをあたしの携帯から取り外した。
………ヤキモチ?
だったらすごい嬉しいんだけど。
「和君になんて言ったら良いのよ」
「廉君っていう彼氏できたんでつけられません〜って言えよ」
ニッといたずらに笑いながら廉はピンクのクマをあたしの携帯につける。
本当に、いつもあたしは廉の調子にふりまわされてるのかも。
でも、それが正直嬉しい。

