立ってまわりを見渡すといつもの廉の部屋に見当たらないものが置いてあった。
ほとんど入ってないごみ箱の中、たった1つだけ入っていた見たことある包装紙。
なんだっけ、これ。
どこのお店の包装紙だっけ。
そう思って拾い上げるとくしゃくしゃにされた包装紙で隠されてあったようになにかが落ちていた。
どこかでみたことあるとおもったら
これ―――――――…………
ピンクのクマのキーホルダー…。
「……なんで」
どうみても新品にしかみえないそれには傷一つとしてない。
なんで…?あたしが…
あたしが欲しいっていったから…?
途端にキュウッて喉の奥が苦しくなった。
もしかしたら彼女さんにかもしれないのに。
なぜかあたしの心臓がわしづかみにされた気分だった。

