長い間(短)






突き当たりが廉の部屋。

二回ノックする。


返答は――――……なし…?

あれ?本当にいるんだよね。
もう一度ノックしても結果は同じ。



「廉、入るよ。」



キーと音をたててドアを開けると…、


ベッドの上で小さくなって寝てる廉…。

なんだ、寝てんじゃん。

しかも小さく猫みたいに丸まって
………かわいくてしょうがないけど。


閉じられた瞳は長いまつげを強調して
形の良い唇は柔らかく閉じられている。


この口でいつも憎まれ口たたいてんのか。


そう思ったらなんだか急に愛しくなった。
いつも以上に廉が愛しくなった。


柔らかそうな髪に指を通しながら
頭を撫でる。

こうやっていつも寝てたらかわいいのに。
あたしだけのものになるのに。


全く廉も起きそうにない。