たくさんの人波に混じってあたしも靴をはきかえて帰ろうとすると
あぁ、あたしの目ってどうしてこうも
すぐに見つけちゃうんだろう。
校門に廉が立っていた。
1人かな?だよね。
彼女さんと出会えなかったのかな。
だんだん歩いて近づくにつれ
なぜか緊張してくるあたし。
どどどどうしよう。
けっ喧嘩中だし話し掛けられる心配はないだろうけど…
もしかしたらこれは
神様がくれたチャンスなの!?
あたしが謝れば済む話だ。
い、今しかないのかも。
よし、もうちょっと校門に近づいたら…
もうちょっと…もうちょっと…
………いや、やっぱ話し掛けらんない。
無視されたらどうしよ。
そしたらあたし生きていけない。
廉に無視されたら…、
もう引きこもってやる。

