数分待って和君が持ってでてきたのは―…
青いクマのキーホルダー。
「はい」
差し出されたのは良いものの。
あたしは和君とそんな仲じゃないと思うんですけど―…!?
えっ?だって差し出すってことは
あれでしょ?くれるってことでしょ?
「え!いや、悪いって!」
「いやいや、受けとってもらえないと。俺つけてたら変でしょ?」
ま、まあたしかにそうだ。
でもさ、こんなたまたま会った話したこともない女子に買ってくれる男子なんてどこにいますか!
「変だって思ってるでしょ」
だって普通に考えて…おかしい。
コクン、と頷くと和君は笑った。
「あはは、そんな警戒しないでよ」
「え、いや、だって、ねえ。」
和君はあたしの手をとって
クマを握らせた。

