女の子達に囲まれながら廉は自分の席にかばんを置いた。
そしてあたしの方を向く。
うわわわ、なんか、なんかわかんないけどやばい気がする。
とっさに目をそらして下を向いた。
何かしてないと今は気まずくてなんとなく机に手を入れて教科書を取り出していた。
バンッ
ぅお。
いきなり机におかれた手を辿っていくと
…………廉。
「ど、どうしました」
「おはようございます」
………は。
「おはよう………ございます」
一応あたしも返事をするけどなんなのこいつは。
こんなふうに朝の挨拶を毎日するほどあたしたちは仲良くないぞ。
「朝の挨拶は大切でしょうが」
「あ、え、うん。」
今はなんとなく廉と話したくないのに。
だって廉はもう誰かのものなんでしょう。

