心の薔薇.

「次…次は、針壁追いかけ…。」
「…ん…?針の壁を追いかけんのか…?」
「違うわ。
その逆。追いかけられるの。」
追いかけられる…。
まじかよ。。
「ごめんね。」
「いや、謝んなよ。
んで、どん位の速度で追いかけてくんの…?」
「時速10キロ。」
「え…遅っ。」
「うん。」
俺はひと安心した。
「じゃあ、歩いても大丈夫だな。」
「……歩かないと危険だからね…。」
「ん…?」
「…細い道なの…。幅15センチの。」
「はっ…!?15センチ…??」
おいおい。
物差しの長さかよ…。
んなとこ、歩けんのかよ。。