心の薔薇.

リリアは、カーアを抱えながらそう言った。
「あぁ…仕方ねぇだろ。」
「そんな……ここに置いていったら危ないわ。」
「……おい…俺らの目的を忘れたのかよ…。」
俺は、鋭くそう言った。
「俺らは、ゴーザスを倒しにきたんだ。カーアだってそれを望んでいるから、最後の最後に別れの言葉じゃなく、あぁ頼んだんだ。俺らのことを信じてるから。俺らがゴーザスを倒して、またカーアを動かせばいいじゃねぇか…!」
「だけど…ここに置いていったら…。」
「お前はごたごたうっせぇんだよ…!!んなんだったら、前に進めねぇじゃねぇか…!!それとも、カーアをおぶってくっつうのか…!?ゴーザスんとこまで…!その方が危ねぇじゃねぇかよっ…!!」
俺はリリアに向かってどなりつけた。