心の薔薇.


俺は、松葉杖を使って窓の前に行き、カーテンを開けベランダを確認した。

「え……」

ベランダには、看護婦が倒れていた。

「何なんだ…。昨日のはこの看護婦がやってたっつうのかよ…。」

俺は、思わず感情を言葉にしちまった。
けどさ…驚くだろ 普通。
俺は、恐る恐る窓を開けた。

「おいっ!」

大きな声でその看護婦に向かって呼びかける。

「ん……。。ん…っ!?」

その看護婦は驚いたようにガバッと立ち上がった。