心の薔薇.



一年後…。

俺は、社会人になっていた。
仕事に行く途中で、街を歩いていたら、誰かにぶつかった。

「いってぇ…。」

「…ふふっ…元気…?」

そこにいたのは、リリアだった。
俺は信じられねぇという顔をしてつったってた。

「神様に、命を貰ったの。私だけね。」

リリアは微笑みながらそう言った。
今なら、一年前に言えなかった言葉が言えるきがした。

「「好き」」

俺達は、同じタイミングでそう言った。

闇の世界へ行ってから、俺は変わった。
そう心底思った。

そして、二人は人混み溢れる街中に姿を消していった。