心の薔薇.

「おいっ!正気に戻れよっ!」

俺は後ろを振り向かずに、大声で怒鳴った。けど、そんなのは聞こえる訳もなく、叫びながら追いかけてきた。

「ったく、これだから狂気なやつは…」

そう言って、階段をかけおりた。
やべぇ、かなり距離が近い。
これじゃあ、殺されちまう。
そう思った時、二階のあいてる窓から、俺はジャンプした。

着地したものの、足がビンビンして、立てる状態ではなかった。
おっさんも飛び降りて来た。

まぁ、頭をうっちまて…見るも無残な姿になっちまったが…。

隣に死体があって、気持ち悪くなってたけど、足を動かすことができなかった。
しばらくして、俺は、救急車で運ばれた。