心の薔薇．

カーアは、俺のポケットを見ながらそう言った。
「あ…?」
俺は、ポケットん中に手を突っ込んだ。
中には、紙が入っていた。
「何だこれ…。紙…?」
俺は、その紙を広げた。
それはゴーザスからのものだった。

“ 秀雄へ

お前がこの世界に侵入してくるなんて、夢にも思っていなかった。

びっくりする気持ちと、恐れる気持ちで胸がいっぱいだ。

オレは、この世界の王となっているんだ。
理由は、秀雄がオレの所までたどり着いた時に話すよ。
なぁ、秀雄。
お前はオレのことを呆れるかもしれない。
オレの心は、闇にとりつかれ、悪い方向へしか考えられなくなっているんだ。
オレの中にすむ悪魔をお前が倒してくれることを祈っている。
そして、この手紙をお前が読むころには、オレが消滅し、平和な世界に戻っていることを祈っている。
駄目な父さんでごめんな。
頼んだぞ。

父より ”