心の薔薇.

「…わかった…。けど、無理はするなよ…?」
「うん…!大丈夫っ…!防御力だけは強いからっ!」
そうリリアが言った時、ゴーザスの呪文も終わった。
リリアは俺の前に立った。
俺はしゃがんで、目をつぶって頭ん中を集中した。
「おい、そこの機械…この矢にあたったら30秒でお陀仏だぞ…?この矢には、爆発物をしかけたからな。それが、全身に回って30秒後に爆発する。そんな男を守っていたら、お前はすぐ破壊すると思うが。。」
「そんな矢にあたらないから。」
「ははっ…そうか…。いい度胸だ。ならお望み通り滅茶苦茶に破壊してやろう。」
ゴーザスは、弓を連打で打ってきた。
リリアはその弓を、平然として剣ではじいていた。
俺はというと、集中どころか、リリアが気になって後ろから見守っていた。