心の薔薇.

そこには仁王門があった。
まるで、地獄へようこそと言っているかのように聞こえた。
「秀雄、歩くよ。」
「……そうだな…。。」
俺は、今からゴーザスをこの腰にかかってる剣で斬るんだ…。
ぶったぎって、この世界を終わらせるんだ。
俺は、リリアをそっと下ろした。
「……歩ける…?」
「うんっ、ありがとう…。」
俺らは仁王門をくぐり、その先にあるでかい扉の前までいった。
「この扉の奥にゴーザスがいるのか…?」
「うん。この扉をあけると中に大きな幕が閉じてて、幕のあっち側にゴーザスは座ってるから、そっと背後に近寄っていって、胸をひとつきにして…。」
「わかった…けど、幕の奥側っつったって、どこにゴーザスのイスがあんのかわからなくねぇか…?」
俺は真剣になって、話してた。