心の薔薇．

すげぇ人数だ…。。
しかも、かなりの距離が山ずみになってるしさ。。
「この上を歩いていくなんて、いかがわしいな……」
「この人たちには悪いけど…ここを通るしか道はないから…。。」
「…だな。」
そう会話を交わしながら、俺はリリアをおぶって歩いていった。

しばらく歩いて行くと、ようやく血の川の終わりが見えてきた。
まぁ、血の川っつうより最後の方は人の山ずみになってたけど…。
「………やっとついた…」
「…うん…なんか感動しすぎて…言葉がでてこないよ……。。」
リリアは俺の肩に置いてあった手に力が入っていた。
俺は、階段…まぁ階段までも人がうじゃうじゃ倒れてんだけど…なんとか登っていった。