心の薔薇.

「…あ……言い忘れてたけど、カメラは三台なんだけど、一台は今壊れてるみたいだから、後はこのまま進んでいくだけよ…!」
リリアは明るくそう言った。
「ラッキー。後はだいたい1キロ位だろ…。泳がないですむし、楽だな…。」
「なんでかはわからないけど、良かったね…!」
「あぁ…!」
俺らは笑いあった。

けど、歩くにつれ下はどんどん高くなっていった。
「リリア…おぶるわ…。」
しかも、上半身がでる位まで。
「ごめんね。。」
泳ぐことが難しい深さになってきたから、俺はリリアはおぶった。
足から伝わる感触は、なんだか気持ちわりぃ感触だった。
でこぼこっつうか、ゴツゴツっていうか…。
とにかく、変な感覚だった。