心の薔薇.

俺は、軽くバタフライのスイムをしながら耳を傾けた。
「けど……秀雄と別れたくないな…。もう、私にとって秀雄は大切な友達だから。。」
「え……。」
俺は返す言葉がなかった。
そんな事を言われるなんて思ってなかったから。。
つか……嬉しかったから。
「あ…なんか、ごめんねっ!私…護衛役なのに友達とか言う資格ないよねっ…それに、私は機械…言い方を変えればロボットだし……そんなこと言っても、迷惑だね……。。」
リリアは、少し間をおいてから、喋った。リリアは苦笑いしながら、俺と違う方向をむいた。
「ばーか。」
口からこぼれるように、その言葉がでてきた。
リリアは俺の方に顔をむけた。
「…んな訳ねぇだろ。俺だって…ぶっちゃけ…女は嫌いだったけど、お前はまじでダチだって思えるし…。機械とか、んなこと言うなよ…。お前……リリアは…リリアなんだからさ。。」