「公平に分けよう」




「そう言っていつも私の分まで食べるじゃないですか」




「アイアム育ち盛り」




「今22歳でしょう。もうすぐ中年ですよ」




「俺はまだ青年だ!」




隙をついて肉を貪る藍に呆れつつも、私は小さく微笑んだ。




これからのことなんてまだ考えなくていいんだ。




不安定で不確定で不明瞭な生活。




いつまで続くかはわからない。




だけど、少なくとも今は。