思案している時間も勿体ない。




どうせ明日も藍を起こすところから戦争は始まるんだ。




そろそろ寝よう。




最近定着しつつあるこの就寝スタイルに少々の不満を覚えながらも、私は静かに一日の終わりを幕引いた。




夜は暮れていく。




今日は確か満月だったらしい。




あの人と見上げた初めての空も、満月だった気がする。




そういえば、あの人は……




今も元気でやってるだろうか……―――