どちらにせよ、自分と同等の生き物とは見てないのだろう。 上か下かは定かでないが。 幸せそうな彼の寝顔を盗み見る。 安心しきっている。 バカなのだろうか。 「殺されちゃいますよー」 しかし、もしそんな状況になっても、きっと寝ぼけ眼で相手を殺してしまう。 彼はそういう人間だ。 そして不本意ながら、私はそんな男に守られている。