足元をすくわれ、そのまま柔らかいベッドに倒れる。 しかしこのまま終わる私ではない。 屈辱の敗北を覆すべく、さっと立ち上がり体勢を立て直す。 すると藍は、それを予期していたかのようにニヤッと笑った。 「――……穹も成長したねぇ」 「おじさん、わかったなら素直に寝てください」 「添い寝してくれるならね」 話にならないと確認、攻撃態勢に入ります。