ここからは日常化しつつある攻防戦の始まりだ。 腐っても藍は殺し屋。 人を打ち負かす方法はいくらでも知っている。 対して私はと言うと、酔いがまわった時に発動する変な拳法しか武器はない。 だからこういうときは大抵…… 「!」 「はぁ……」 藍の溜息と共に私の敗北が決まる。