「捲し立てるように言いました。私を殺してくれないなら自分で死ぬって。

そしたらその人は、私の背中にナイフを突き立てたんです」




でも私は死ななかった。




雨水が手加減してくれたから。




「これで君の中の汚いモノは全部出たから。殺してくれなんて二度と言わないで……

彼はそう言って私を抱きしめてくれました」




だけど卑屈な私は、それも母親に向けての愛情だと勘違いして。




ある日家を飛び出した。