以前から不思議で仕方なかった。 長い間監禁生活を送っていた私を、どうして保護してくれたのか。 どうして顔も知らない私を助けてくれたのか。 藍が酒乱だってことがわかっても、 雨水が実は単純だってことがわかっても、 そのことだけがどうしてもわからなかった。