愛が溢れるから。



香織さんは春美さんの返事も聞かずに私の腕を引っ張った。


春美さんの顔を見ると、“しょうがないわね”ってゆう表情そのものだった。


私と香織さんは、車を止めた駐車場へとむかった。


私の腕をつかむ香織さんはまるで少女のようなまなざしをしていて、つられて私も笑顔になった。