「うわっ!!宏太知らねえのか!?

あの子は同じクラスの魚住姫華ちゃんだよ!!」


「同じクラス!?」


《ありえない!!俺は同じクラスの奴らは2週間で完璧に覚えたはずだ!!

それなのに彼女だけ覚えてなかった…!?あの人目を引く容姿を持っている彼女を……?》


魚住姫華と呼ばれる彼女の姿は、大きな瞳、腰まである長い髪、吸い込まれそうな白い肌……。



とにかく、『キレイ』の一言じゃあ言い表せない子だった。