そして、気がつけば自分の部屋にいて、窓からは太陽が覗いている。

…煉が運んでくれたんだよね。

あー、きっと起きたら不機嫌だな。寝るなら部屋行けって言っただろって言われそう。

枕元の時計を確認すれば朝の6時。

目覚ましは6時半にかけてるけど、起きてもいい時間だな…

クローゼットに掛けてある制服を身につけ、エプロンをしてキッチンに入る。


「んー昨日散々パーティーで洋食食べたしなあ」


和食に決定!

大根のお味噌汁に、卵焼きとお魚焼いて。

朝はあまり食べない私と煉にはそれで十分。

作り終えたら、エプロンを外して煉の部屋に行って、煉のベットにダイブ。


「起きなさーい!」

「……起き、る」


耳元で叫べばもそっと煉が動く。

クローゼットから煉の制服を出しておく。


「ほら、いいお天気!さっさと起きる!ご飯出来てるんだから!」


今日もいつも通りの1日がスタートです!

あ、でも覚醒した煉に昨日の文句はちゃんと言われたけど。