翌朝、案の定起きてない煉の布団へ潜り込む。 両手には、剥き出しの保冷剤。 「おっはよう、煉!」 「つ、めった…!美姫!」 「はい、おはよう。朝ごはん出来てるよ」 「…おはよ」 「着替え、出しとくね」 「おー」 明らか不機嫌な煉を放っといて、自分の用意をする。 久しぶりの私服での羽根伸ばしだから、ジーンズを選んだ。 「珍しく美姫がジーパンだ」 「普段はどうしてもスカートになっちゃうから、こういう時はね」