うちのシェフでも作ってくれないわ、とウインクする梓(これは惚れるわ可愛いもん)に連れられ、そばを食べたあとはぶらりと買い物をしてホテルに戻った。


「あー…、やっぱり日焼けしてる」

「多少はやむを得ないだろ」

「でも嬉しくないんだもん」

「シャワー使って冷水浴びてこい」

「そーするー」


うっすらと洋服との境に出来た日焼けのライン。

思いっきり冷水を被ると、焼けて火照った身体が一気に冷める。

ある程度冷やしたところで、シャワーを止めてキャミソールとショーパンに着替える。


バスルームから出ると既に化粧水やらボディローション・クリームやらが並べてあった。

煉が出しといてくれたんだ。