桜が気になって、思わず走り出して桜の前まで来ていたのに、いつの間にか寝てしまっていた。

「優美(うみ)何をしてたんだろ?」

なにか懐かしい夢を見た私は呟いた。

桜を見て、抑えきれない何が見せた夢?

「そうだ。歌の練習しなきゃ。」

そう呟きながら、私は譜面とカセットテープを手に歌い始めようとした。

「それにしても、皆、必死ね。優勝かかってるもんね。」

カセットと聞きながら、私は独り言を言いながら歌いだす。

歌う事は好き。


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