呪いの時計



「ほら、天野くんはやくはやく〜」




わたしは交差点の信号を一足先にわたって天野くんを待つ。





今のわたしならどんな呪いにも打ち勝てる‥





そんな気がした。






‥ほんとにそんな気がしてたんだ。


でも