そしてしばらくの睨み合いが続き、彼は口を開いた。 「あぁ、確かにあいつはいなくなる前に新しい時計を買ったと俺に自慢してきた。 しかも驚くべきことにその時計で時間跳躍できると言い出したんだ。 俺は笑っていつもの冗談だと思っていたんだが‥」 (それってわたしと同じ時計‥?) 「それからしばらくして、帰り道一人になると後ろに足音が聞こえたらしいんだ。 後ろを振り返ってもだれもいなくて‥ あいつは怖くなって走って帰ったってよ」 やっぱり気のせいじゃなかったんだ‥