「ゴメンなさい」
初めてそう強く思ったわ。
「刺した理由」
「名前」
を女は聞いてきた。
ウソなんかつかずに全部
話したのよ私。
女は、ただ黙って・・
泣いていた。
本当・・バカなくらい
綺麗な涙。
「遥を好きだという気持ち」
言葉に詰まりながらも
一生懸命に話してくれた。
素直で真っ直ぐで・・
こんな子だから遥は
好きになったんだ。
私も変わらないと・・
前に進まなきゃね。
[ありがとう美弥ちゃん]
[こちらこそっ
また会いにきていいですか?]
[えぇもちろんよ!]
久しぶりにこんなに
心の底から笑えた。
[由美さん、いい顔してる]
まだ「さん」付け
してるのね遥。
付き合ってる時も年上
だからってそう呼んでたわね。
[さよ〜なら]
[またね〜]
アパートの下で手を振る
美弥ちゃん。
その隣を歩く遥。

