結局 美弥の可愛さに 負けた俺は美弥を おんぶしてハイツまで 送っていくことにした。 もう辺りは真っ暗で 灯りといえば街灯と、 車のライトぐらいだ。 [・・遥・・] 背中でアイツの名前を 呼ぶ美弥。 俺は目を細めながら 唇をぐっと噛み締めた。 「なんで俺じゃないんだろう?」 「なんでアイツなんだろう?」 美弥が追いかけるのは 「アイツ」 俺が追いかけるのは 「美弥」