近くて遠い君へ


俺は慌ててミナちゃんの手を掴む。


「降りなくていい。
倉庫の鍵、開けて待ってて。」


「え、いいの?

…いつもありがとう。」


「いいって事よ。
ほれ、倉庫行った行った。」


「うん。」


う、、、


可愛い…


この笑顔を独り占めしたい、何度そう思った事か。