わたしの相手は天然男?



「ちゅわーす。」


とフツーにあいさつ。みんなが返してくれた。私は今、気になってる人がいた。
宮本ハル。
彼は他の男子と比べて浮いていた。天然っていうか。
私が彼の前を通ると必ず話しかけてくれた。そう話しかけてくれる男って彼しかいなくて優しいなーって思ったりとか。天然だ。

授業が終わって帰り道。
「麗奈ぁ!!!」
沙樹が私に飛びついてきた。
「何?もしかしてデートの予定?」
「そう!!玲生とデートするの☆」私の予想は当たっていた。
「デートかぁ…。」
彼のいない私はボケーッとつぶやいた。うらやましかった。