しかもたいした成果も出せ
なくてやめちゃったような
ヤツなのに。
美紅ちゃんはその辺り
知ってるのかな。
あたしは貢に視線を移して
無言で問いかけた。
きっとあたしがデザイン
やってたって話したのは
貢だろうから。
まぁもちろん、爽介の
コンクール絡みで出た話
だろうけど。
貢はあたしの視線を受けて
小さくひとつ咳ばらいすると、
「だいたいは説明してある。
が、全然かまわないそうだ」
――え、そーなの?
目をパチクリさせてると、
再び美紅ちゃんが勢い
込んだ声で、
なくてやめちゃったような
ヤツなのに。
美紅ちゃんはその辺り
知ってるのかな。
あたしは貢に視線を移して
無言で問いかけた。
きっとあたしがデザイン
やってたって話したのは
貢だろうから。
まぁもちろん、爽介の
コンクール絡みで出た話
だろうけど。
貢はあたしの視線を受けて
小さくひとつ咳ばらいすると、
「だいたいは説明してある。
が、全然かまわないそうだ」
――え、そーなの?
目をパチクリさせてると、
再び美紅ちゃんが勢い
込んだ声で、

