《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

あまりに冷たい貢の声に、
さすがの美紅ちゃんも
ちょっと顔をしかめちゃう。



「貢にぃ〜っ、それじゃ
なんかあたし達が悪い話
するみたいじゃん!

それに手短とか、難しいし!」



「バカ。

要約しないとお前の話
なんかいつ終わるか
わからないだろうが」



「ふぐっ…………」



「―――いいわよ、時間は
気にしないで」



美紅ちゃんの哀れさに
思わずかばいつつ、
あたしは先を促した。



美紅ちゃんは救いの主
みたいな目であたしを見て、



「はぅぅ……亜莉紗さんは
やっぱ優しいなぁ〜」